インド編|世界の禁煙事情・アジア
インドでもスモーカーは肩身が狭い
インドでは紙巻たばこは高級品です。伝統的に『ビディ』という(天日でよく乾かしたタバコの葉を棒でたたいて細片にしたものを、木の葉で巻いたもの)とても安いタバコがあります。
人口11億人を抱えるインドでは現在、毎日少なくとも2200人が喫煙を原因とする何らかの病気で死亡しているとされ、政府も禁煙への取り組みを進めています。
公共の場での喫煙を禁ずる禁煙法(National Tobacco Control Act.)インド全国で施行
公共の場での喫煙を禁ずる禁煙法(National Tobacco Control Act.)が10月2日よりインド全国で施行された。
同国では4年前の2003年、公共の場での喫煙を法律で禁じましたが、人々はレストランやクラブ、バーではの喫煙を堂々と続けていた状態。
今回は、禁煙法(National Tobacco Control Act.)施行後は同法に基づき、違反者に罰金200ルピー(約482円)が課されます。
政府は禁煙法施行直後の罰金は200ルピーに抑えているが、今後同法を改正し、罰金を1,000ルピー(約2,400円)に引きあげたい意向を示しました。
また従業員が会社の施設内で喫煙した場合、雇用主にも罰金が課されます。
12月1日からすべてのたばこの包装(包装の約40%)に警告マークの表示を義務付けとなりました。
インドには宗教上の理由から一切タバコを吸わない人々がいます。
レストランでも食事中はタバコを吸わないのが基本的なマナーのようです。
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