先進諸国の中で最も喫煙率が高い日本|世界の禁煙事情・日本
先進諸国の中で最も喫煙率が高い日本
近年、世界的な禁煙の流れや国民の禁煙意識の高まりなどによって、日本でも禁煙への流れが大変加速してきたように思います。
そういった現状から、喫煙者にはたいへん厳しい環境になった感もありますが、欧米の先進諸国や世界各国で施行されている罰則付きの『禁煙法』などと比べれば、まだまだゆるやかな方です。
2010年10月のタバコ値上げは100円!と大幅値上げとなりましたが、タバコ1箱の値段としては先進諸国の半分ぐらいですし、韓国などは、喫煙率が下がるまで毎年100円値上げするという方針ですから。
2010年の調査においても成人男性の3人に1は喫煙者です。他の先進国のように、たばこの大幅な値上げ、公共の場、職場、レストラン、交通機関など例外なく完全に禁煙を実現するための法規制を進めていけるのでしょうか。
禁煙への取り組みが立ち遅れている日本ではありますが、世界各国の禁煙事情を調べていて思ったのが、日本の喫煙者は喫煙マナーが良い方なのではないかと思った事です。
海外では屋内の禁煙は進んでいるが、反対に路上での喫煙が多く、マナーの悪い国もあるようでした。
さて、どうして日本では禁煙への取り組みが立ち遅れているのでしょうか。
国が明治時代からタバコ専売制をとってきた事と無関係ではないように思います。(現在は、専売制は廃止されましたが)
当初は欧米のたばこ資本から日本を守る為、国益にかなったものだったと思いますが、現在ではたばこによる税収よりも、たばこによる損失の方が大きいともいわれています。(比較の仕方が難しいと思いますが)また何より国民の健康を考えると、全く国益にかなっていないでしょう。
厚生省 VS 財務省
日本ではタバコ事業を管轄しているのは厚生労働省 ではなく、財務省です。
医療費を削減したい厚生省はたばこ規制、値上げに賛成だと思われます。
2011年度税制改正に関して厚生労働省はたばこ税について2年連続の増税を提言。先進国並みの1箱600円への引き上げを要望しています。
民主党への政権交代後、2010/10/1より、たばこの値上げ幅としては、はじめての大幅値上げが実現しました。
それは喫煙者にとって悪い事ばかりではありません。たばこを止めるまたとないキッカケにになります。
2020年東京オリンピックも決まり、これからどんどん禁煙への取り組みが加速していくでしょう。
日本国としての喫煙率の数値目標ようやく決まる 10年後には全体で12%
国民の健康を守るために喫煙率を下げる、国としての数値目標がやっと決まった。
2010年の日本の成人喫煙率は男性32.2%、女性8.4%で、全体では19.5%だ。それを10年後には全体で12%にする。
先週閣議決定された、がん対策推進基本計画に盛り込まれた数値目標である。
数値目標の設定は、1999年に旧厚生省が喫煙率の半減を掲げようとして以来、何度か試みられてきた。その都度、たばこ業界やそれを背景にした議員たちの抵抗で断念に追い込まれた。
今回何とか目標を盛り込むことができ、一歩前進であることは間違いない。
だが実は、調査に対し喫煙者の約4割が禁煙したいと答えている。12%は、その人たちが望み通り禁煙すれば達成できる目標だ。
ソース:朝日新聞社説
2011年1月5日 全国47都道府県でタクシー全面禁煙
全面禁煙になるのは、県タクシー協会(78社、1743台)と県個人タクシー協同組合(66台)。
2010年たばこ1箱約100円値上げ
たばこ1箱約100円UP 実施時期2010/10月1日
たばこ税は1本3.5円増税し、メーカーの値上げと合わせて1本当たり5円(1箱20本入りで約100円)の値上げ。
チャンピクス禁煙外来で適用に
禁煙外来では、平成20年4月から、ニコチンパッチに加えて禁煙の渇望感と喫煙の満足感を減らしていく”チャンピックス”が用いることができるようになりました。
JR東日本 2009年4月1日 首都圏の駅全面禁煙に
JR東日本 4月1日 首都圏の駅全面禁煙に
Taspo(タスポ・成人識別ICカード) 全国で稼動
2008年7月Taspo(タスポ・成人識別ICカード) 全国で稼動
ニコチンパッチが保険適用に
2006年6月ニコチンパッチが保険適用になりました。
ニコチンパッチ代はこれまで、標準的なケースで八週間分二万円ほどでしたが、保険適用により自己負担は原則三割、約六千円ですね。
禁煙治療が保険の適用に!
2006年4月から禁煙治療が保険での診療が可能になりました。ただ治療の中心となるニコチンパッチが保険適用になっていません
2003年 健康増進法施行
公共施設における受動喫煙を防止するための努力義務が課せられるようになりました
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