オランダ編!|世界の禁煙事情・ヨーロッパ
タバコ1箱の平均 約600円(2009年)
EU圏最大のタバコ製造国、葉巻きの産地であるオランダもEUの禁煙の流れには逆らえない
オランダはEU圏最大のタバコ製造国で、葉巻きの産地であることからその愛好家も多く、喫煙率も男女を問わずかなり高い方だ。
「手巻きたばこ」が盛んに愛用されていて、葉巻きはかなりの種類があり、たばこ店でもかなりの品揃えがされている。
ちなみにオランダでは、お酒たばこともに16歳から。(ただしアルコール度15度以上のお酒は18歳以上)
しかしEUの加盟国でもあり、ヨーロッパで進む禁煙への流れを無視する訳にはいかない。
2008年7月 受動喫煙防止法
オランダでは、職場での禁煙はすでに施行されていたが、2008年7月1日から禁煙法が施行され、カフェ、レストラン、ホテル、クラブ、劇場、スポーツ施設、ショッピングセンターなどで喫煙が全面的に禁止された。
違法者には最大2400ユーロ(約40万円)の罰金が科せられる。
動喫煙防止法は従業員を副流煙から守ることを目的としたEU法に従ったもので、2004年にアイルランドでEU初として始まり、イギリスやポルトガルなど多くの国で実施されている。
オランダと言えば、「マリファナ」が合法な国らしいが、
日本人からすれば、不思議に感じるが、この事は、オランダがヨーロッパの玄関(ロッテルダムは世界最大の港)であることや、民族が多様であることなどから、麻薬使用者をゼロにすることは不可能であるという現実から導き出されたものであるようだ。
オランダの麻薬政策の基本は、麻薬使用による健康被害の危険性を減らすことであり、さらに強いドラッグに進ませない為に限定的な使用を認めているに過ぎない。。という事のようだ。
今回新たに施行された禁煙法では、「コーヒーショップ」でのマリフアナ吸引は原則、取り締まり対象外。
タバコを混ぜたいわゆるマリフアナタバコは取り締まり対象となる。
どちらも禁止にするのはよほど難しいのか?
—————————