禁煙方法｜禁煙中の不安要素｜禁煙失敗の原因第一位はストレス

2019/05/17

禁煙標識画像

禁煙失敗の原因第1位はストレス

禁煙失敗の原因

●第1位は”ストレス”です。いくつかのアンケート調査結果を見てみても、禁煙失敗の原因は間違いなく”ストレス”です。

アンケート結果を見るまでもなく、皆さんも失敗の原因はストレスだと思ったのではないでしょうか。

●第2位にきているのが”意思の弱さ”です。意思の弱さを挙げる人もとても多くいます。
でも本当はそんな事はないです。失敗の原因は意思の弱さではなく、ニコチン依存の他、禁煙のやり方や、準備が悪かったなどによると思います。

●3位ぐらいにお酒の席で、というのがきています。

実際、タバコを吸う人と話をしてみると、「仕事さえなければ禁煙なんていつでも出来る」と言います。

言い訳のようにも聞こえますが、本心だと思います。

それだけ皆、仕事、または日常で毎日ストレスにさらされているという事なんだと思います。
このセリフに殆どの人が、ウン、ウンと頷き共感したのではないでしょうか。

この言葉に重要なポイントを感じます。

アンケート結果の示すストレスには、ニコチン離脱症状からくるイライラのストレスも含まれているでしょうが、「仕事さえなければ禁煙なんていつでも出来る」と言う言葉に感じるのは「人から受けるストレス」です。

「人から受けるストレス」は突発的であり、もっとも激しい怒りを感じるものだと思います。
また避ける事ができません。

ここに一番の対処策をとる事こそが肝心だと思います。
『ニコチン離脱症状からくるイライラ、ストレス』には期間に終わりがある事(約10日前後です）が分っていますし、なんとかコントロール出来る範囲だと思います。

（ニコチン離脱症状は人により程度の差がりあす。ニコチン代替方であるニコチンパッチ、ニコチンガム、禁煙外来等という禁煙方法もあります。）

人からストレスを受けた時に、いかにしてタバコで解消しないようにするか

禁煙中でも関係なく、いつものように人から突発的にストレスが降りかかってくるものです。

腸わたが煮えくり返って血が逆流しそうな状態になったりして、なんとか頭を冷やそうとします。

それでいつもの習慣”たばこを一服”して一呼吸置く必要があった、という事になってしまうのです。

なぜなら・・・

敵に出会うと脳内でノルアドレナリン（心拍数や血圧をあげ、闘争あるいは逃避する態勢を整えます。）が放出されるます。
そして、それを和らげる為にドーパミン（ストレスの解消や楽しさ心地よさといった感情を生み出す）を求めます。
たばこを吸えば”たった数秒”でニコチンが脳の神経細胞に働きドーパミンも放出します。
即効性のある点でもタバコに手が伸びてしまう訳ですね。

いかにして、この緊急場面をタバコ（ニコチン）を吸わずにやり過ごすのか？

対処方法

ストレスを受けた時に考えるのでは、既に間に合わないのです。

事前に準備をしておく事が必要です。

具体的には、

多くの人の日常は、毎日だいたい同じパターンだと思います。

ストレスを受けるのは、誰からなのか本人が一番良く知っているはずです。
その人と顔を合わせている時間もだいたい分っていると思います。

毎日違う人に合わなければいけない仕事の人も、それ自体が同じパターンと言えます。

仕事のストレスも、どういう部分がストレスに感じるのか本人が一番よく知っているはずです。

禁煙中もその人たちから同じ様に、仕事で同じ様にストレスを受けるだろう事を知っているはずですが、普通はそんな嫌な事は考えたくないし、毎日予測したりはしないと思います。
ただ漠然と『嫌だな』と思っていると思います。

だからストレスを受けると毎回突然のように感じてカッときてしまいます。

残念ながら、《禁煙中も今まであったストレスはなくならない》です。