禁煙のコツ|禁煙の成功率って?~世界の記事から
禁煙の成功率って?数パーセント?
禁煙の成功率の低さから見る禁煙の難しさ
電子タバコとニコチンパッチは同程度の禁煙効果で、成功率4~7%
電子タバコとニコチンパッチは同程度の禁煙効果があるが、どちらも成功率はそれほど高く、6か月後の禁煙成功率は4~7%であるという調査結果のニュースが届きました。
それによると 電子タバコとニコチンパッチは同程度の禁煙効果があるが、どちらも成功率はそれほど高くないという調査結果をまとめた論文が発表されました。(英医学専門誌「ランセット(The Lancet)9/7」に掲載
禁煙を望んでいる喫煙者657人を集めて、 調査対象者には6か月後、質問調査と、喫煙の証拠である一酸化炭素が呼気中に含まれているかの分析を行い、禁煙の成功率を評価した。
結果は・・・
ニコチンパッチのグループの禁煙成功率は5.8%
ニコチンを含む電子たばこのグループの成功率は7.3%
ニコチンを含まない電子たばこのグループの成功率は4.1%
なお、欧州連合(European Union、EU)では、電子たばこの安全面の問題が浮上しており、電子たばこを医薬品として分類する計画が立てられているが、「電子たばこは、ニコチンを含むか含まないかにかかわらず、喫煙者が禁煙するのを助けるのに多少の効果が見られ、禁煙達成率はニコチンパッチと同程度で、有害事象はほとんどない」と論文は述べている。
アメリカのスモーカーの7割が禁煙希望、成功率はわずか6%
[シカゴ 10日 ロイター] 米国では、喫煙者の7割近くが禁煙を望んでおり、半数以上が過去1年に禁煙を試みたが、実際に成功した人は6.2%にとどまるという。
米疾病対策センター(CDC)の10日の報告で明らかになった。
喫煙者の数は、成人人口の約2割に当たる4530万人で、うち48.3%の人は医師から禁煙を勧められていた。
喫煙者の割合は低下しているが、低下のスピードが減速している兆候があり、これを懸念するCDCの専門家らは、禁煙しようとする人を助ける取り組みに力を入れている。
禁煙を望む人のうち、ニコチンパッチやカウンセリングなどの禁煙治療を利用したことがある人は32%。
CDCの喫煙関連部門で責任者を務めるティモシー・マカフィー氏は「改善の余地が大いにある。こうした禁煙治療を利用することで成功率は2倍にも3倍にも高まる可能性がある」と語った。
日本…1年間に禁煙に挑戦し成功したのは8%
製薬会社ファイザー(本社・東京都)が実施したインターネット調査対象は、昨年4月に実施した「ニコチン依存度チェック」調査に協力した喫煙者(当時)で、7042人が回答。
このうち調査後の1年間に禁煙に挑戦し成功したのは8%で、残りの92%が今も喫煙を続けていた。
・・・・同社は「自分の意志のみで禁煙するのは難しい。医師の指導や補助薬を使った禁煙治療を勧めたい」と話す。
中国…本人の意思のみによる1年以上の禁煙成功率はわずか3%
中国の新聞からは、…本人の意思のみによる1年以上の禁煙成功率はわずか3%というデータが載っていました。
日本…保険診療による1年後の禁煙率のデータ
…ニコチン依存症の保険診療による1年後の禁煙率のデータを見てみると
、 5回受診した場合は、禁煙継続する禁煙率が非常に高く45.7%でした。1~5回受診の平均禁煙率でも32.6%…
ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における禁煙成功率の実態調査結果概要より
(平成19年度診療報酬改定結果検証に係る特別調査)
日本…禁煙外来の保険適用範囲での禁成功率煙
「3か月間たばこを吸わなければ一応成功となる。体感的には8割以上が成功していると思う。
薬の使用で禁煙の苦しみは非常に少なくなった。ただし、ニコチンは身体的依存と心理的依存があり、後者を克服する為に周囲の人のサポートが不可欠。
—–制度面での不十分な点として—-
保険の適用範囲がかなり狭い。例えば、一度禁煙治療を受けると1年間は適用されず、再トライが出来ないなど。
以上の各記事を見ると、禁煙の成功率の低さから見る禁煙の難しさがうかがえます。