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中国・香港編|世界の禁煙事情

 

葉たばこの生産量、タバコ消費量とも世界一の中国

中国はタバコの生産量、消費量が世界の3分の1を占めるといわれます。
タバコ専売制を実施しています。喫煙者が3億人以上にのぼる中国ではタバコは国家の大きな収入源でもあります。

中国タバコは地方によって御当地ブランドがあるのが特徴で銘柄が1,000種近く沢山ありましたが、それは同時に全国区の銘柄が少ないという事になり海外銘柄に対抗できる製品がなく、その対抗措置として、業界の再編が急ピッチで行われています。
メーカー数は03年に184社あったものが、2005年には紅雲、紅河、紅塔の3グループに整理され、2008年にはその紅雲と紅河も合併しました。
この合併により紅雲紅河グループは、フィリップモリス社、ブリティッシュアメリカンタバコ、JTに継ぐ販売量世界第4位の大企業となりました。

中国は2003年にWTO(世界保健機構)で採択された「たばこ規制枠組み条約」に署名しています。

それに伴い、たばこ規制のための法律が整備されてきました。
北京五輪を機に、特に公共の場所での喫煙は今までより規制が厳しくなってきました。
飲食店でも、禁煙エリアを設けるお店が徐々に増えてきています。

中国でも2011年からはタバコの広告が全面禁止になるなどの措置がとられます。

しかしながら国がタバコの専売制をとっている、またはとっていた国で禁煙政策がそう簡単に進まない事は想像できます。

中国はいまだ禁煙の流れを感じさせない『タバコ大国』であるようです。

女性の喫煙者こそ日本より少ないものの、男性の半分以上は喫煙者、中国全体で約3.5億人のスモーカーがいると言われています。

歩きタバコだけならず、バイクや自転車に乗りながら吸っている人もいれば、街の食堂ではタバコ片手にメニューを出されたり、灰や吸殻を平気で床に落とす光景もよく見られるようです。
その大雑把な感じにはちょっとびっくりさせられますが、

反対に大陸の人らしいおおらかな感じがする話としては、自分のお酒やタバコは、その場の皆で分け合い一緒に楽しむという習慣があります。

中国の人は話好きの人が多く、中国人の喫煙者は必ず同席している話し相手にたばこを勧めるようです。
そういう時は自分が喫煙者であれば「相手からもらいたばこをする」のが正解で、断って自分のタバコに火をつけるのは、貴方の好意は受け取りたくない、という意味になるそうです。

ビジネスの席でお酒を勧められたら、これも断ってはいけないようです。
中国人がお酒を勧めるのは友好を深める為であり、それを断るのは勧めた相手のメンツをつぶす事になるようです。

お酒もタバコも社交アイテムなんですね。(一般的に男性同士の社交術です。)

中国タバコの値段ですが、安いものから大変高級なものまでピンキリです。
タバコの銘柄は吸う人にとってはある種のステータスシンボルであって、吸っているタバコの価格がその人のクラスや地位を表すとか。

中国ではお茶やお酒と共にタバコは贈答品の定番でもあり、贈り物としても喜ばれます。

そんなタバコ大国中国には、いつ禁煙の波はやってくるのでありましょうか。

北京で厳しい禁煙条例 「北京市喫煙管理条例」

2022年冬季五輪招致の成功に向け、喫煙大国の首都のイメージ改善を目指し、6月1日より施行される

「北京市喫煙管理条例」の内容はかなり厳しいようです。
・オフィスビル、飲食店など「屋根のある場所」での喫煙を禁止。
・屋外でも指定場所以外の喫煙は認めない。
・個人の違反者には最高200元(約4千円)
・会社や飲食店などが違法に喫煙場所を設置した場合、最高3万元の罰金を科す。
・学校周辺100メートル以内のたばこの販売を禁止
・待ち合わせの列などでの喫煙も禁じる。
ソース:産経ニュース

史上最も厳しい「禁煙例」が吉林省の長春市で施行

史上最も厳しい「禁煙例」が吉林省の長春市で施行される事になった。

吉林省の長春市では、同市で史上最も厳しい「禁煙令」が年内に施行されることになった。これにより、公衆の面前でたばこを吸うことが禁止され、
未成年者にたばこを販売した場合には最高3万元(約48万9600円)の罰金が科されることになる。
起草者の一人である長春市健康教育センターの許兆瑞主任によれば、市の20余りの部門が執行にあたる。
規定によると、長春市内の公共の場所では室内は全面禁煙となる。喫煙コーナーや喫煙許可時間帯も設けない。(中国新聞社)
・・・中国では省が変われば法律も変わると新聞で読んだ事がありますが、吉林省の長春市のだけこんなに厳しいのでしょうか?

2011年2月、映画やテレビ番組でたばこが映るシーンの規制を強化

中国の放送監視機関である国家広播電影電視総局は、映画やテレビ番組でたばこが映るシーンの規制を強化していく方針を明らかにしました。
映画やテレビ番組でたばこの銘柄が映ることを禁じたほか、たばこが映るシーンはできる限り短くすること、喫煙シーンに未成年者を登場させてはいけないなど一連の新規制を発表。

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アジアで最も喫煙率の低い香港

タバコ1箱の値段 約460円(2009年)

1997年中国返還となった香港ですが、それ以前から喫煙対策は進んでおり、中国が世界一のタバコ大国であるのとは対照的にアジアの中で最も喫煙率の低い地域の一つとなっています。

香港全体の喫煙率は約14%、女性に限ればその割り合いはかなり低く約3%。(2005年)

売られているのは殆どが外国タバコで国産は少ない。

2009年4月 タバコ税が50パーセント上がり、タバコ一箱あたり約360円から460円に。

2007年1月1日 改正禁煙条例が施行され、公共の場所での喫煙が一層厳しくなりました。罰金は、最高5000香港ドル。
対象はオフィスやレストラン、学校、病院など。

タバコの吸殻のポイ捨ても厳しく取り締まっています。
路上であればいたるところにゴミ箱兼灰皿が設置してあります。

 

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